自炊について(ときどき更新)

自炊は金が掛かるのか、お得なのか。つまらない議論だ。同じクオリティなら自炊が安い。同じメニューで同じクオリティの素材なら。

 

 

安く作れるかはまた知識の問題である。

貧困家庭の食事が糖質に偏りがちだというのは、まさしくそういう問題だ。

安く作るにあたって極めて安易な方法しか知らないので、栄養に問題のある方法でしか安く食事を準備できない。料理は知識と技術が必要な教養なのである。

教養とは教育であり、教育とは金である。

幾らかお金に余裕のある人の方が、節約メニューを作れるものなのだ。作る必要がなければ作らないだろうが。

 

健康への影響と価格のバランスを収入に応じてどうとっていくか。

価格差が味に如実に影響するものと、そうでもないもの。量を使うもの、使わないもの。見切り品でも問題ないもの、味の落ちるもの。

 

例えば

 バターとマーガリンは全く別のものなので妥協すべきではない。マーガリンはバターの代用にはならない。マーガリン使うくらいならレシピをあきらめたほうが良いだろう。中所得者以上におすすめなのが業務用のカルピスバターだ。またマーガリンはバターよりも体に良くないと言われる。しかしバターが体に良いということもない。

 醤油は妥協してもいいと思う。しかし使用量は煮物以外僅かだ。舐めて比べてみると、旨味が違うが、全くの別物という訳ではない。

 サラダ油は揚げ物をしない限り、平均大匙一杯もあれば足りるわけで、値上げに焦る必要はない。

 オリーブ油は料理好きあるいは中所得者以上のためのものだ。地中海系の料理には絶対に必要だし、エクストラバージンでなければならない。エクストラバージン以外は味も香りも全く劣るため使用する価値がない。オリーブ油の香りは開封すると急速に劣化するので、割高でもすぐに使いきれる量を買いたい。そういう意味でも中所得者向けである。

 料理酒は合成清酒でなければいいと思う。加塩されたものは酒税分安いが、塩加減が難しくなる。

 みりんは本みりんが良い。使用量も考えるとお金のかけどころか。

 酢。穀物酢でいい。種類によって味は全然違うが、美味い不味いではなく、赤味噌白味噌のように、別の種類の食べ物と考えるべき。

 塩はよほどこだわりがなければ一番安い奴で良い。カツオのたたきを塩で食べるときとか・・・。

 砂糖は安いもので良い。サラサラしたものが使いやすい。色がついてるものは舐めると確かに味が違うが、料理にするとあまり気にならない。こだわりによって使い分ける。

 トマト缶。実はけっこう味が違うが、安くても美味しい料理はできる。

 パン。本当にピンキリなのと味の好みがある。値段が値段なので妥協せざるを得ない。好みのパン屋が見つかるまで根気よく探そう。

 米。個人的にこだわりはない。外食するととても不味い米に当たることがあると思うが、中々一般のスーパーでそこまで不味い米もないと思うし、値の張るものなので、米好き度合いと財布の具合で判断されたい。

 パスタ。噛んだ時の味わいに明確な差がある。難しいのは見た目や原料で良し悪しを判別するのは不可能な点(乾麺にはデュラム小麦のセモリナ以外の原料はない。但しラザニアとかニョッキなどは副原料があります)。無数のメーカーとブランドがあり、食べてみないと分からないけど、バリラディ・チェコは間違いない。そしてちょっと高い。OKスーパーで安く売っているのでお勧めだが、ソース重視なら妥協してもいいかも(わたしはやだけど)。

 豚肉。アメリカ産と国産で味が違うかたいうと、正直低級品は変わらない。原産国の問題ではないが、臭みのあるなしはある。良いお店を見つけたい。

 鶏肉。国産しか買ったことがないが、国産の中でも、デパ地下の鶏肉専門店の肉はうまい。高いと言っても他のお肉と比べたら安いので、特別な日に買うのは良いかもしれない。

 羊肉。ほぼNZ産しか売ってない。

 牛肉。安い肉と高い肉は別の食べ物だが、一番高い肉よりA3~A4が一番おいしいのではないでしょうか。肉類は結構買う場所が大事で仕入れの良し悪しが出ます。

 魚。安い魚は旬で美味しい。見切り品は全くお勧めしない。特に買う場所が大事。

 缶詰。見切り品が一番おいしいそうですよ。

 ハムソーセージ類。肉と塩と香辛料(と砂糖)だけで作られたものが美味しいけど、原材料の種類が少なければ少ないほど高い。生ハムは豚肉と塩以外が入っているものは絶対オヌヌメしない。ソーセージはそうでなくても。

 赤い卵と白い卵。味は違うだろうか?基本腐らないので多めに買ってもおk。

 野菜。特に買う場所が大事。値段も違えば、鮮度もまるで違う。高級スーパーはさすがの鮮度だが、一般のスーパーに関して言えば高いからと言って良いものを売っているわけではない。

 紅茶。スーパーでは碌なものは手に入らない。ダージリンの香りは紳士の特権であり、本物はダージリンと銘打った安物とは全くことなる。

 緑茶。値段と味は比例する。イオンのトップバリュセレクト100g/¥698~が意外と美味しいと思う。イオン自体は嫌いだけれど。

 

 それぞれ高価な一級品があり、ここで述べたことは必ずしも中らない。個人の感想です。

 

同じ値段で何を買うか? -そもそも料理しない人の考えること-

 同じ500円でスタバに行くかスーパーに行くかをバーターにかけるのは論外として、値段を量との関係で考えるのか、それとも栄養価との関係で考えるのか、そこに大きな乖離があるように思う。

 袋麺にお湯を注いでふやかせば、150円でおなかは膨れるが、体は弱る(ビタミン類やたんぱく質がない)。3食で450円だ。

 450円あれば、同量程度の焼きそば(安物で3食分150円)に、キャベツ(50円)、豚肉(150g150円)、もやし(40円)、人参・ソース他(60円分)でなかなかの栄養価になる。肉が少ないと思うかもしれないが、肉類は1日当たり100gあれば栄養的には十分だろう。大体カップ麺には謎肉は20gも入っていない。